人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ウォーターフロントの錦繍

宮本輝の「錦繍」がお芝居になり、初日のチケットを手に入れました。

原作の冒頭の「ドッコ沼」という呪術的なコトバが頭から離れず、一人で蔵王に行ったのは1999年だったかな…。

天王洲にある劇場ははじめてで、不覚にも5分ほど遅刻してしまい、芝居の中でそのコトバが発せられるのを聞き逃したのは無念です。

それはともかく、芸術的な舞台装置や一人何役もこなす俳優さんたちの表現に引き込まれ、大変濃密な時間をすごしました。

ほぼ原作に忠実な、朗読劇ともいえるような構成でしたが、語り手が手紙を受け取る側だったり、書いている側だったり、描かれている人物だったりとすりかわりながらの展開がスリリングでした。


終わったあとは、同じ建物の地下でイタリアンを食べ、歩いて品川まで行って帰りました。
by secretsheep | 2007-08-18 10:11 | 演劇


<< ざっくり分かった財務3表 父親が土日休みのほうが子供はU... >>